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KYOBASHI ART WALL 第1回 審査結果

第1回 審査結果

第1回 KYOBASHI ART WALLにたくさんのご応募をいただきありがとうございました。新進アーティストの支援を目的に今回初めて実施することとなった本公募では、国内外から総数222点のご応募をいただき、審査を経て優秀作品2点および奨励作品2点の入選が決定いたしました。優秀作品は、以下の予定で展示いたします。

Photo: KATO Ken

展示場所・期間

TODAビル 建設中仮囲(北面)
東京都中央区京橋1-7-1
展示期間:2022年2月21日(月)~2024年3月(予定)

KYOBASHI ART ROOM
東京都中央区京橋1-8-4 京橋第二ビル 4F
展示期間:2022年9月28日(水)~10月8日(土)/10月19日(水)~29日(土) 11:00~18:00
※10/2、23(日)は休み

TODA BUILDING
東京都中央区京橋1-7-1
展示期間:2024年11月以降(予定)

審査員総評

笠原美智子(公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館副館長) 小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表) 戸田建設株式会社 京橋プロジェクト推進部

審査は、活動経験の豊富さや作品の完成度にはこだわらず、コンセプト、視覚的魅力、伸び代の3点を中心として、最終的に10作品に絞り込んだ中から優秀作品2点と奨励作品2点を選出いたしました。
今回の優秀作品2点に共通しているのは、空間と時間の特殊性。コケシスキーさんの絵画作品「Hole」では、少女を取り巻く森のような自然と、クルマや遊具のような人工物、鹿の骨があり、時空をこえるスポットのような風景が展開されています。佐々木香輔さんの写真作品「space -under the ground-」では、戦時中に作られた地下壕の空間に、最新の地震計測装置が設置されている風景が広がり、時代とともに変容する地下に広がる空間が照らしだされています。どちらの作品も、京橋という街の壁面に、現実から違う世界につながる場所を提示してくれるように思います。

優秀作品

作品名:Hole 制作年:2021年|素材:キャンバスにアクリル|サイズ:H65.2×W65.2cm

瓦礫の山に立った時、その輪郭を形づくる裾広がりの形状はドレスのようだった。以来、瓦礫とドレスの対比、山のように積み重なることをテーマに制作をしている。本作では、堆積物からなる山に対しての穴であり、加えて、時間の積み重なり、同じ場所でありながら違う時間の一瞬が融合した画面を表現した。

Kokeshisky / コケシスキー

多摩美術大学デザイン科卒業後渡米。Pratt Institute(ニューヨーク)卒業、MFA取得。モーショングラフィック・デザイナーとして活動後帰国。デザイン業に従事する傍ら2005年より絵画制作を開始。2016年、制作のフィールドをファインアートに移し、初個展開催。近年はAWAJI Cafe and Gallery(東京)など、東京を拠点に作品を発表している。(受賞時点)

作品名:space -under the ground- 制作年:2020年|素材:デジタルタイプCプリント|サイズ:H53×W79.5cm

写っているのは私たちの足元、その地下空間に設置された地震の研究装置。京都大学地震予知研究センターが管理しているもので、戦時中に旧日本軍が作った地下壕を転用し、現在は地震の予知研究に役立てられている。普段は真っ暗闇の地下空間にライトを持ち込み、光源の位置を何度も変えながら複数枚撮影。そしてそれらを重ね合わせて、1枚の画像に合成した。可視化された風景は現実には存在せず、この写真にのみ映し出される。

佐々木香輔

1985年宮城県生まれ。2007年日本大学芸術学部写真学科卒業。2018年第41回「キヤノン写真新世紀」優秀賞。2020年第22回 「1_WALL」写真部門ファイナリスト。2021年には「ALTERNATIVE KYOTO」(京都府主催芸術祭)に参加。写真というメディアを通し、光の存在を顕在化させる表現を探求している。(受賞時点)

奨励作品

作品名:夜 制作年:2021年|素材:インクジェットプリント(デジタル・フォトコラージュ)|サイズ:H55×W65cm

奥山広樹

1982年北海道生まれ。2008年多摩美術大学卒業。その後写真スタジオに就職。2010年よりフリーランスで活動を続け現在に至る。制作は発見する事と同時に己の欠如したスキマの補完であると捉え、主に写真を使った平面、絵画作品で表現を実践している。(受賞時点)

作品名:signal 制作年:2021年|素材:archival pigment print|サイズ:H69×W103.4cm

戸田沙也加

1988年埼玉県生まれ。2012年女子美術大学大学院美術専攻洋画研究領域修了。美しさと表裏一体の醜美の世界を軸に少女や動植物の形を通してペインティングで表現する。2019年からは写真シリーズとして、醜美をテーマとする絵画シリーズをスナップショットと多様なメディウムを利用して表現する方法を実験的に試みている。(受賞時点)

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