KYOBASHI ART WALL Group Exhibition Vol.1

「KYOBASHI ART WALL―ここから未来をはじめよう」は、2024年11月に開業したTODA BUILDINGの建設現場の仮囲を活用して、アーティストの創作や発表の場を提供するプログラムです。2021年よりスタートし、2024年までの間半年に1回、全4回にわたり作品を募集、優秀作品及び奨励作品を選出し、TODA BUILDING建設現場の仮囲での展示のほか、各優秀作家の展覧会を開催しました。そして、この度ビル開業後の「ART POWER KYOBASHI」の取り組みとしてTODA BUILDINGにて入選作家による展覧会を開催します。
Vol.1では、幼少期の自身の体験や視覚的に得たイメージから制作へと繋げているアーティストの有馬莉菜、コケシスキー、中井伸治、ネルソン・ホー、BAKKYの5名を紹介します。
INFORMATION
- 日時
2025年7月25日(金)~8月7日(木)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
※初日は17:00からオープニングレセプションを開催します。- 休場
日・月
- 会場
TODA BUILDING 3F APK ROOM
(東京都中央区京橋1-7-1)- 主催
戸田建設株式会社
- アーティスト
有馬莉菜、コケシスキー、中井伸治、ネルソン・ホー、BAKKY
アーティスト

有馬莉菜
1988年東京都生まれ。2015年東京芸術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了。 "場所"、"感覚"、"記憶"を基に、平面油彩を制作している。2011年トーキョーワンダーウォール賞。2012年シェル美術賞入選。2015年損保ジャパン日本興亜美術賞入選、テラダアートアワードTERRADA賞。以降、国内外で展示を行う。

第2回奨励作品《屋上》2021年 キャンバスに油彩
コケシスキー
香川県生まれ、東京都在住。多摩美術大学デザイン科卒業後渡米。Pratt Institute(ニューヨーク)卒業。 帰国後は、デザイン業に従事する傍ら絵画制作を開始。2016年、制作のフィールドをファインアートへと移し、 初個展を開催。近年は戸田建設(東京・京橋)主催の個展や京都蔦屋書店にて個展形式で作品を発表するなど、 関東関西を中心に活動している。

第1回優秀作品《Hole》2021年 キャンバスにアクリル

中井伸治
1977年大阪府生まれ。多摩美術大学卒業。自身の体験やイメージから物事の輪郭を直接触れられる表現を絵画や写真を通して模索している。2010年トーキョーワンダーウォール賞。2019年第2回枕崎国際芸術賞準大賞。2021年IMA next THEME#24 MEMORIESショートリスト入選。

第2回奨励作品《ただいま》2022年 キャンバスに油彩

ネルソン・ホー
1998年マレーシア、ペナン生まれ。2021年多摩美術大学日本画専攻卒業。メンタルヘルスやLGBTQに対する差別など現代の社会問題をテーマにした絵画、刺繍、インスタレーションなどの作品を制作している。近年の展示に、 2023年FOCUS LONDON(Saatchi Gallery/ロンドン)、2022年Memory is a Garden(GALLERY ETHER/東京)。2022年「アートアワードトーキョー 丸の内」審査員建畠晢賞。

第4回優秀作品《編むこと、思い出すこと》2022年 雲肌麻紙に岩絵具

BAKKY
宇宙との意識のつながりを感じながら絵を描いている。創作においては、今この星で生きている自分とは違う宇宙の自分にコンタクトし、シンクロする。瞬間的・新鮮なひらめきを重要視し、身体と意識を最大限に活かした表現を心がけている。人間にはなぜ身体があり、意識があるのかを模索し、「BAKKY is art」をテーマに制作している。

第2回奨励作品《BAKKY POSE》2022年 油彩、墨、カラースプレー